煙草をやめるために日本で設けられている外来ステップ

現在日本では、煙草による害が問題となっており、それは、本人のみならず、他人への副流煙に対しても問題となっています。煙草は依存性が高いことでも知られており、ニコチンにおいては、日本の喫煙者のおよそ70%が依存症だといわれています。また、日本では毎年医療費の予算が上昇をしており、煙草が原因となる病気を減らすことによって、その予算もカットできることが試算によって分かっています。

厚生労働省では禁煙を行うための制度を設けており、そこでは健康保険を用いた医療機関での禁煙治療を受けることができるようになっています。医療機関を用いた禁煙治療には外来ステップが設けられており、その期間としては、概ね、12週間が当てられています。外来ステップの初回としては、まず、診察を受けることになります。ここでは、ニコチン依存症かどうかのチェック、一酸化炭素濃度の測定、禁煙開始日の決定と禁煙宣言、禁煙経験の確認とアドバイス、禁煙補助薬の選択が行われます。そして、初回診察から2週間後に通院2回目へと移って行きますが、実際の禁煙は初回から8日目からのスタートが行われます。2回目では初回に引き続き、呼気一酸化炭素濃度の測定や禁煙のアドバイスが行われますが、この段階で、禁煙を初めて不安や気になる症状があった場合には、医師に相談をする必要があります。

通院3回目に関しては2回目から2週間後に行われることになっており、ここでも2回目の診察と同様に呼気一酸化炭素濃度の測定や禁煙に関するアドバイスが行われます。通常、この時期になると禁煙の効果が実感できるようになり、禁煙の効果を確認するために症状に対してのチェックが行われます。通院4回目は外来ステップとしては最初の受診日から2ヵ月にあたり、3回目と同様の測定やアドバイスが行われますが、この頃には禁煙にもだいぶ慣れてきます。そして、その後、4週間後に禁煙治療は完了となります。